プロ野球選手を目指す子供は増えるか?山本昌さんの見解は?

1.翳りを見せるプロ野球人気を山本昌さんはどう見る?

かつてはプロ野球が日本のプロスポーツの頂点として君臨し、男の子の憧れの職業のランキングではプロ野球選手がトップとなっていました。

テレビでは毎日のようにプロ野球の試合が放映されていて、その中で活躍するスター選手たちのプレーには子供から大人まで、多くの日本人の視線がくぎ付けになったものです。

しかしも近年ではプロ野球人気は昔ほどではなくなっており、テレビの地上波で試合中継が行われることはめったにありません。
日本人なら誰でもその名前を知っているような山本昌さんのようなスーパースターは、日本の全てのプロ球団の中にもほんのわずかしかいないでしょう。

ただ、最近ではプロ野球の試合を観に球場へ足を運ぶお客さんの数は、最悪だったころと比べるとかなり回復してきているようです。

特に、カープ女子と呼ばれる人たちに代表されるように、若い女性の中にプロ野球ファンが増えてきていることは、野球界にとってかなりありがたいことだと言えるでしょう。

しかし、野球界の未来に関しては、とても重要な問題が残されていることを忘れてはなりません。
それは、子供たちの中にプロ野球選手を目指す人が激減しているという問題です。

2.サッカーなど他のスポーツを選択する子どもが増えてきている

子どもたちがプロ野球選手をあまり目指さなくなった理由としてまず考えられるのは、サッカーを始めとして他のスポーツを選択する子どもが増えてきていることです。

私が子どもの頃は、みんなが集まって何かスポーツをしようという話になると、野球が選ばれることが多かったのですが、最近ではおそらくサッカーを選ぶ子供たちが圧倒的に多いでしょう。

野球はボール以外にもバットやグローブなどの道具が必要となるため、サッカーやバスケットボールにように基本的にボールが一つあれば何とか形になるようなスポーツの方が、遊ぶためのハードルが低いという点はその大きな理由だと考えられます。

また、野球は攻撃と守備に別れて行われるため、ある程度まとまった時間が取れなければ攻守の両方を味わうことが出来ず、また攻撃側では打順によって出番が回ってこないこともあるため不公平感が出てしまいます。

しかし、サッカーのように攻撃と守備に別れることなく全員が参加できるスポーツなら、短い時間でもある程度の満足感を得やすいことは確かだと言えます。

3.彼らが憧れるに足るだけの存在ではなくなってしまった

このような野球というスポーツ自体の特徴は、大人にとっては深みや面白みにつながる場合はあっても、子どもにとってはマイナスの要素となってしまう恐れがあるので、どうしても野球離れが進んでしまうでしょう。

例え自分は野球の方が好きだという子供がいたとしても、一緒に遊びたいと思う子どもが他にいなければ遊ぶことは出来ませんから、この理由による野球離れを解消することは不可能に近いと言えるかも知れません。

次に考えられる、子供がプロ野球選手を目指さなくなってしまっている理由は、彼らが憧れるに足るだけの存在ではなくなってしまっていることです。

昔のプロ野球界には素晴らしいプレーを見せるだけではなく、山本昌さんのように人間的な魅力を感じさせたり、個性的な言動で人々を楽しませたりするようなスーパースターが何人もいました。

そういった選手の姿をテレビや球場で見ることによって、御友たちの中に自分もああいう大人になりたいという憧れが生まれたのです。
しかし、現在のプロ野球界にそういった選手が何人もいるかと考えると、上でも述べたようにほとんどいないというのが現実です。

それはテレビでの中継数が激減したことも大きな原因と考えられるのですが、有名になった選手がすぐにメジャーリーグに行ってしまうという点も深く関係していると言えるでしょう。

4.日本のプロ野球はメジャーリーグの下部組織や養成所のようなイメージに・・・

日本のプロ野球界で優れた成績を上げ、多くのファンから声援を受けるようなスター選手が、移籍が可能になるとすぐにメジャーリーグに行ってしまうことは珍しくありません。

そのようなことが続けば、日本のプロ野球はメジャーリーグの下部組織や養成所のようなイメージとなってしまい、そこでプレーをすることに対する憧れが子どもたちの中に生じなくなってしまいかねません。

プロの世界だけではなく、高校生やアマチュアを含めた野球界全体の体質が古く感じられるという点も、プロ野球選手を目指す子供が減少する理由になっています。

例えば、高校球児が丸刈りを強制されたり、根性論に支配された非科学的なトレーニングを繰り返したり、部員同士の上下関係が厳しくて部内での暴力事件が続発したりといったように、野球界の古い体質による問題点が色々と取りざたされても、一向に改善されていないのではないかと思われます。

祖いったマイナスのイメージが払しょくできない限りは、多くの子供たちが自分も野球部に入って頑張ろうという気になりはしないでしょう。
そういったことを考慮して、今後プロ野球選手を目指す子供は増えるかと考えると、残念ながら極めて難しいと答えざるを得ません。

ただ、野球というスポーツ自体は魅力的であることは確かなので、業界の人たちの努力によっては何とか出来る可能性はまだあるのではないでしょうか。

出典元:山本昌に関する最新ニュース